by KIT Staff 2018年10月06日
最近街中を歩いているとピンク色にライトアップされた建物を見たり、「ピンクリボン」といった言葉をよく聞くかと思います。
毎年10月は乳がんについて考える『乳がん月間』。乳がんの発生率の高い欧米では『Breast Cancer Awareness Month』とよばれ、1980年代から始まった、乳がんや、その早期発見の重要さなどについて啓発する運動です。日本でも90年代にもそのムーブメントがはじまり、毎年10月には企業、NPO、行政・自治体などが様々なキャンペーンやイベントを行なっています。
今日は、『乳がん』を考えるきっかけになるような情報をのまとめと、KITの取り組みについて。
国立がん研究センター のがん登録・統計データベースで、女性の部位別の罹患(りかん:この場合は新たにがんと診断される事)数(*1)を見てみると乳房がダントツの1位で、毎年その数が増えているのがわかります。
ただ、腫瘤径が2cm以下でリンパ節や他の部位への転移がない早期のがんで、早期に適切な治療を開始すれば、とても高い確率での治癒が期待できるようです(*2)。実際、5年後の生存率は90%(*3)を超えています。
乳房を自分で触って定期的にチェックをする習慣をつけることで、異変に気が付きやすくなり、早期発見に繋がりやすくなるようです。
一ヶ月に一度日にちを決めてセルフチェックを行うことが推奨されています。
チェックの仕方やポイントなど、わかりやすいサイトを探してみて自分で行ってみましょう。
例:
セルフチェックだけでなく、定期的に検診を受けることも、もちろんとても重要。特に発生率が高まる40代からは、2年に一度はマンモグラフィ検査を行う指針(*4)を厚生労働省も定めています。
会社の健康診断、自治体が行う検診、人間ドッグなど必ず受けるようにしましょう。
乳がん検診についての疑問が『知っておきたい がん検診』のページにわかりやすくQ&A形式で載っています。イラストもかわいいので見ておくといいかもしれません。
乳がん月間の期間中、イベントやセミナーを通してより多くの人に乳がんの正しい知識や、セルフチェックの仕方、検診の大切さなどを伝える様々な催しが、企業、NPO、自治体により全国で行われています。
その中からいくつかをご紹介。
日本対がん協会による9月から10月に行われるイベント。
20-30代向けのセミナー(9月)、シンポジウム(9月)やスマイルウォーク(10月13日六本木ヒルズアリーナ、10月8日神戸スペースシアター)などのイベントを開催。
その他、街頭キャンペーンやピンクのライトアップなども行っています。
http://www.pinkribbonfestival.jp/festival/outline.html
認定NPO法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)が呼びかけた、平日は働いていて検査を受けられない女性のために、10月第3日曜日に全国どこでもマンモグラフィー検査が受けられるようにと始めた取り組み。
2018年10月21日に全国の参加医療機関にて検査を受けることができます。(要予約・費用は医療機関ごとに異なります)
PFTC(Run For The Cure: ラン・フォー・ザ・キュア)ファンデーションによるチャリティーラン。10月ではなく2018年12月8日に行われます。
https://rftcjapan.org/tokyo-run/
女性用のヨガウェア・スポーツウェアを取り扱うKITでは、今月の1ヶ月間ウエブサイトやロゴをピンクに変更します。
そして、今月のスポーツブラの売上の10%を乳がんの啓発への取り組みを行っている団体へ寄付することにしました。はじめての方でも購入しやすいよう、定価のスポーツブラはクーポンの利用で20%オフとさせていただきます。
クーポンコード PINK2018
クーポンのご利用方法
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2018年11月1日追記
*2018年10月31日にてキャンペーンは終了いたしました。たくさんの方にご賛同いただきありがとうございました。
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日本乳癌学会によると、適度な運動が乳がんの再発や死亡のリスクが低くなることはほぼ確実(*5)だと証明されているようですが、意外なことに、閉経前の女性の場合、適度な運動が乳がんの発生リスクを低くするということは、証明されていない(*6 )ようです。
ですが、私は、適度な運動をすることにより、より身体のことをケアする習慣がつくと思っています。その結果、身体の小さな異変に気がつくことができたり、自分を労ったりすることができるのではないかと。
KITであなたのアクティブでヘルシーなライフスタイルを作るウェアをぜひ見つけてください。
出典
*1:国立がん研究センター がん登録・統計データベース 年次推移 罹患
*2:J.POSH 啓発リーフレット
*3:国立がん研究センター 最新がん統計 4. 生存率
*4 : 厚生労働省 がん検診の種類
*5 : 日本乳癌学会 運動は乳癌発症リスクを減少させるか (疫学.予防・リスク―生活習慣と環境因子・ID41260)
*6 : 日本乳癌学会 55-2 乳がんの再発を予防するためには,運動を多くしたほうがよいでしょうか。
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